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プロレスを撮る
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2007.10.26 / 後楽園ホール / ZERO1-MAX・大森隆男選手 / Nikon D50 / AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18~200mm F3.5~5.6G (IF)
200mm / F5.6 / 1/250秒 / ISO800

格闘技に興味はないが、招待券を貰ったので仲間と「後楽園ホール」へプロレスを観に行った。
リングの明るさを知りたかったのでD50を持って行った。
7列目、リングから10数メートルの客席からVR18-200で狙うと・・・


いやあ、明るかった。


F5.6、ISO800で、1/250秒が切れる。格闘技は最低でもこのシャッター速度が欲しい。
「新宿FACE」で格闘技イベントを撮った時はもっと暗かった。

ちなみにD50は、今でこそD40の高感度ノイズの少なさが話題になっているが、そのさきがけである。
画質にこだわるのならISO400まで。こだわらないのならISO800。ISO1600は緊急用だが無茶苦茶にノイズが出るわけではない。
ネットで比較画像がアップされているがD40と比べてノイズの量は同じ。むしろ暖色系に色が転ぶのが気になる。
そんな高感度に強いD50と会場の明るい照明に助けられ暗いVR18-200でもなんとか撮れた。本当言うと開放F2.8通しのズームが欲しい・・・けどない(泣)

プロレスだと逆にノイジーな方が雑誌ぽくなり迫力が出る場合もある。そのように加工したのが上の画像。
普段私はネット用にサイズダウンする時フォトショップのアンチシャープマスクをせいぜい30%くらいまでしか掛けないが、今回はなんと90%も掛けてノイズ感を出した。自分でも驚きだ(驚くな!)。

試合自体は、格闘技に興味のない私でも面白く、生ならではのレスラーがマットに落ちるど迫力の音に関心したり、キレのある技には歓声を上げたりした。未経験の方は1度生プロレスを体験することをお勧めする。その時は1眼レフをお忘れなく。

会場を出て繁華街を居酒屋に向かう道すがら、仲間の女性が言った。


「格闘技の撮影て、難しくない?」


それに即答。


「簡単ですよ」


あ、言っちまった。
ていうか、これをアップしたことにより格闘技系カメラマンを敵に回した。
続けて私、

「だって、ライティングもセットされてるし、撮るものも決まってるし、撮るアングル決まってる。要は決定的瞬間だけでしょ。シャッターを押し続けていればいいだけじゃん」

彼女は黙って聞いている。

「逆にさあ。『後楽園を撮って来い』て言われたらどうする?後楽園の何を撮ってもいいんだよ。でも後楽園を象徴する写真じゃないといけない。難しいよね。何を撮っていいか分からないし」


初めに少し書いたが、2度リングサイドで格闘技イベントを撮ったことがある。
2度とも、アマチュアキック、ネタプロレス、ガチの格闘・・・様々な試合が行われた。
カメラマンがリングにこれでもかというくらい上半身を乗っけて撮影する理由がよく分かった。
そうしないと、


ロープが写り込むからだ。



これには難儀した。
少しでも身を引くとロープが写るのだ。
あとは、各選手の決め技を押さえることが難しかった。
その選手の知識がないとタイミングが掴めない。
私はある試合の大事なショットを逃した。
有名な選手の有名なポーズ、人差し指と中指の2本を突き立て、その裏側を相手に指し示すポーズを撮り損なったのだ。指先が画面の外に切れてしまった。
その選手の名は、







加藤鷹。




ゴールドフィンガー・・・・やっぱり格闘技撮影も難しいデス。


ZERO1-MAX
試合結果
後楽園ホール
D50 と D40(D50 memoさんより。D50とD40の高感度比較テスト)

# by Photobra | 2007-11-12 21:36 | リング