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カテゴリ:深大寺( 3 )
夕刻深大寺 2/2
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深大寺の境内を歩いていると、鮮やかな色彩が目に入った。
近づくと、風車だった。
雰囲気から、水子を供養しているようだ。


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あるようで滅多にないのが極彩色。
カメラマンの本能に火が付き、夢中で風車と小さな地蔵を撮った。
よく見るとこの地蔵、いい顔している。
芸術の世界でいいものは稀だが、地蔵や仏像にはいいものが多い。

作務衣を着た寺の関係者らしき人が通ったので、不思議に思っていたことを訊ねた。
「すみません。なんで風車が供えられているんですか?」
五部刈りの男は無表情のまま、
「水子だからねえ」
とそっけなく答えた。

地蔵の顔が風車の間のいい位置に収まるよう苦労していると、背後に人の気配を感じた。
振り向くと、制服姿の女子高生が供え物を置く台の前に立っていた。
背は低く少し太った地味な感じの女の子だった。髪は黒で、白いシャツの上にクリーム色のベストを着て、膝まであるスカートを穿いていた。
場所が場所だけに見てみぬフリをしなけばと思い、風車と地蔵に向き直って撮影を再開した。

視界の隅に入る彼女は、手を合わせていた。
彼女が去ると、カラスが台の上に止まり、何かを銜えばさばさと大きな音をたて飛び去っていった。


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撮影がひと段落したので台の上を見ると、銀紙に包まれたキャンディらしきものが置かれていた。
私が来たときには無かったものだ。
彼女だ。
彼女が置いたのだ。
カラスは彼女の別の供え物を銜えていったのだろう。


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傍らには色とりどりの風車と地蔵。
しばらく私はそれらを見つめていた。











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夕刻深大寺 おわり




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by Photobra | 2008-05-17 16:48 | 深大寺
夕刻深大寺 1/2
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一昨日のNHK「その時歴史が動いた『日本人の心を守れ~岡倉天心・廃仏毀(き)釈からの復興~』」に見入ってしまった。
明治の初め、仏教が存続の危機に瀕し、全国にある多数の仏像が破壊されたことを知らなかった。
斧で割られたり、薪がわりに燃やされることもあったという!
番組を見て呆然とした後、怒りと悲しみがこみ上げてきた。


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元々仏教に好感を持っていたところへ哲学者・梅原 猛(うめはら たけし)の仏教の本を夢中で読んだこともあり、仏教の底知れぬ懐の深さと高次元の俗っぽさに惹かれ続けている。
また、優れた仏像を見ると、他のものでは決して得られない気分になる。
言葉にするのは難しいが、俗な表現を使うと「癒し」だろうか。
廃仏毀釈・・・・そんな仏教や仏像に怒りが向けられるなんて!


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番組では、廃仏毀釈に反対し知恵を武器にひとり立ち向かい勝利した岡倉天心の生き様が描かれている。
そして、彼が終生手元に置いていたという蒔にされ焼き崩れた小さな仏像の映像が何度も挿入される。
辛うじて表情が分かるのだが、その慈愛に満ちたこと!


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そんなこともあって近所の深大寺を訪れた・・・・という訳ではない(汗)
寺の近くの公園で撮影しようと行ったら目の前で門が閉められたのだ・・・・閉園が早いの忘れてた(汗再び)
仕方なく(失礼!)深大寺へ。


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実は寺を撮るのは苦手。
何度か深大寺を撮ったがいつも敗北感を抱いて帰った。
これは寺を撮られたことのあるフォトロガーの方なら分かってもらえるかと思う。
構図に個性を持たせ辛いのだ。
「どこかで見た構図」になってしまう。


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今回、たった2枚だが、やっとアップできた。
人が少なくじっくり撮れたの良かったのか、番組の何かがいい影響を私に与えたのか。
Nikkor 35mm F2Dの描写力にも助けられた。



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つづく



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日本人の心を守れ 〜岡倉天心・廃仏毀釈からの復興〜:その時歴史が動いた・公式サイト
今、平和を語る:哲学者・梅原猛さん:毎日jp(毎日新聞)・廃仏毀釈にも触れている

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by Photobra | 2008-05-16 01:43 | 深大寺
だるまだるまだるま!~深大寺だるま市Part1~
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2008年、3月3、4日の二日間開催された私の地元のビッグイベント「深大寺だるま市」を画像中心で紹介するよ。
今回はだるまの露店編。


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両日とも天気も良く、大勢の人で賑わってたねえ。
平日のせいか年配の方が多かった。
デジタル1眼を持ったカメラマンもよく見かけたよ。
千葉から来た2人組の老婦人カメラマンの一人は「フィルムが好き」てVR24-120付のF6を首から下げてた。すごいね。
最近年配のデジ1カメラマンよく見かけるね。

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だるま市は正式には『厄除元三大師大祭厳修』ていって、千年以上前の平安時代のお坊さん元三大師(がんさんだいし)を祭る日。
元三大師は通称で正式には「良源(りょうげん)」。「おみくじ」の創始者らしいよ。
深大寺は1300年程前に建立され、関東では浅草寺に次ぐ由緒あるお寺。
以上、ネットからのウケ売り(笑)

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境内はご覧の通りだるまだらけ。
一番小さいもので1000円。一抱えもある巨大だるまは10000円だったよ。
地元の人に聞けば、マケてくれることもあるって。
道理で値札がないわけだ。
閉店ぎりぎりに行って、興味ないフリをしながら値切るのも面白いかもね。
あれ?値切るのは私みたいな関西人だけ?


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2008.03.03~04 │ 調布市深大寺 │ Nikon D300 │ Tokina AT-X 124 │ VR 18~200mm F3.5~5.6G


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つづく




[参照リンク]
2008だるま市:調布市観光協会
00876深大寺だるま市:ちょうふどっとこむ
深大寺:Wikipedia
良源:Wikipedia

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by Photobra | 2008-03-06 12:50 | 深大寺